痛風の薬物療法!痛風発作と高尿酸値対策の2段階あることは最低限理解を

痛風発作の苦痛をやわらげる薬

 

痛風の発作を経験した方はわかると思いますが、何回か発作を経験すると「痛風発作の前兆」がわかるようになります。

 

足の親指がムズムズした違和感がしたり、ごく軽い痛みがあったり前兆は人によって様々ですが、数時間後には本格的な痛みが襲ってきます。

 

その対策として痛風発作の前兆が出た時に飲む薬「コルヒチン」と発作の最中に飲む薬「非ステロイド系抗炎症剤」の2種類があります。

 

 

1.コルヒチン

痛風発作を未然に防いでくれる薬
コルヒチンは、昔から痛風の特効薬として有名な薬です。

 

主成分はユリ科のイヌサフランと言う植物の種子か球根からとったアルカロノイドの一種で、紀元前から痛風の特効薬とされてきました。

 

ズキズキ、ムズムズ等の痛風発作の前兆を感じたら、コルヒチンを1錠服用することで発作を未然に防いでくれます。

 

薬の効果は服用が早ければ早いだけ高くなるので、前兆を感じたら直ぐに飲むのがコツです。

 

コルヒチンは非常に良く効く薬で毎日服用すれば良さそうですが、大量に飲むと副作用があります。脱毛や下痢などが主で骨髄の働きも抑えたりしますので、乱用は絶対しないようにしましょう。

 

また、コルヒチンは痛風発作が起きて直ぐは有効ですが、時間が経過するとともに効果がなくなるので、発作が長引いた時に使うのは要注意です。

 

とは言え、痛風発作の薬ではメジャーな存在、痛風発作を繰り返している方は、いざと言う時の為にもコルヒチンを携帯しておきましょう。

 

2.非ステロイド系抗炎症剤

痛風発作の最中に服用し発作を抑える薬

 

発作の最中に使う薬で「ジクロフェナック」、「フェンブフフェン」、「ナプロキセン」、「インドメタシン」等。

 

これらの薬はよく効きますが、副作用として胃腸障害を引き起こす場合が多くありので、服用には細心の注意が必要です

 

一般には、短期集中で通常時より多く服用するNSAID(エヌセイド)パルス療法が主流です。

 


NSAID(エヌセイド)パルス療法

 

  1. 発作が起きたらまず、3錠服用
  2. 発作が収まらなければ、3時間後に3錠服用
  3. それでもおさまらなければ、3時間おいて3錠服用

 

以上の通り服用すればたいがいの発作はおさまりますが、服用を中断すると症状が悪化する場合もあるので、必ず医師の指示に従いようにしましょう。。

副作用として胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる場合があるので、服用後の体調の変化には注意が必要です。

 

3.副腎皮質ステロイド

非ステロイド系抗炎症剤でも、効果が見られず痛風発作が複数箇所にわたる場合に使用します。

 

経口の他、点滴、静脈注射、筋肉注射、関節内注入などと多岐に亘って使えますが、効果が高い分だけ、副作用も強いので必ず医師の指示に従って使うようにしてください。。

 

コルヒチン・非ステロイド系抗炎症剤痛みを抑える薬で高尿酸血症の治療にはなりませんので、発作がおさまったら痛風の根本治療の高尿酸血症の治療に移りましょう。

 

尿酸をコントロールする薬

痛風の薬物療法!痛風発作と高尿酸値対策の2段階あることは最低限理解を

痛風発作が治まって、2週間位経ってから痛風の根本治療、高尿酸血症の治療を始めます。

 

その際に使う高尿酸血症の薬には、尿酸排泄成果型に使われる「尿酸排泄剤」と尿酸過剰生産型に使われる「阻害剤」の2種類があります。

 

1.尿酸排泄剤

尿酸の排泄を促進する

 

尿酸排泄剤は、尿中の尿酸の排泄を促進して尿酸値を正常化させます。

 

尿酸排泄剤には色々な種類がありますが、高い効果を持ちならが副作用が少ないものに「プロベネシッド」や「ベンズブロマロン」と言う錠剤の薬があります。

 

プロベネシッドは通常、症状に合わせて1日2〜4錠を2回に分けて12時間おきに服用します。

一方のベンズブロマロンは効き目が強いため服用は1日1回で済みます。

 

ベンズブロマロンはプロベネシッドの20倍以上の尿酸排泄作用があるため、腎臓に負担がかかって腎障害を起こす危険があるので注意が必要です。

 

 

2.阻害剤

尿酸の生産を抑える

 

尿酸の生産を抑えることで尿酸値を下げる薬が阻害剤です。

 

代表的なものに、「アロプリノール」と言う錠剤の薬があります。アロプリノールは症状に応じて2〜4錠を1日2回に分けて12時間おきに服用します。

 

長期に渡って服用しても副作用の心配はほとんどありませんが、投与初期のアレルギー症状には注意が必要です。

 

高尿酸血症の薬の服用の際の注意点

高尿酸血症の薬の服用の際には、注意しなければならない点がいくつかあります。

 

まず、一つが治療を開始してから半年ぐらいは逆に発作が起こりやすくなると言う点です。何故なら、薬によって血液中の尿酸濃度が急激に下がると関節などにたまった尿酸が結晶にになりやすくなるからです。

 

尿酸値が上昇すると体内の尿酸が結晶化して発作を起こしやすくなるということは先にもお伝えしましたが、尿酸値は急に下がっても発作を誘発してしまいます。

 

なので、発作の原因になるような生活習慣はなおさなければなりません。深酒や激しい運動、ストレスを感じクヨクヨするようなことは極力避けるようにしましょう。

 

もしも、発作の前兆があればコルヒチンを1錠服用します。

 

現在、尿酸排泄剤を服用している人は次の2点に注意して下さい。

尿酸排泄剤を服用中の人は注意

 

  1. 尿が酸性に傾いている人は、アルカリ性に保つため重曹を一緒に飲む
  2. 尿の排泄量を1日2gにするために、水分を沢山摂る

 

尿が酸性の時に大量の尿酸が排泄されると、尿路結石ができやすくなります

 

尿をアルカリ性に保つのに重曹が必要ということです。ただ、重曹はナトリウムを多く含んでいるので、塩分の制限をしなければならない人は注意が必要なので、現在ではクエン酸のほうが扱い安いでしょう。

 

水分を多く摂り、尿が出やすいようにすれば尿酸の排泄が多くなり尿路結石の予防にもなります。

 

まとめ

痛風の治療薬には、@痛風発作を抑える薬 A痛風の根本原因の高尿酸結晶を抑える薬があることが解かりました。

 

この2種類は一緒に飲んでも効果がありませんので、状況によって飲み分けするようにして下さい。また、いずれの種類の薬も強弱があり、強いものはそれなりの副作用があります。服用の際には医師の指導に基づいて服用されることをおススメします。

 

薬は確かに効果はありますが、長く付き合うなら副作用が少ないサプリメントの方が使える感じがしますね。

 

痛風の薬物療法!痛風発作と高尿酸値対策の2段階あることは最低限理解を

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