痛風と似た病気は多数存在する!症状や痛風との違いを解説します

痛風とよく似た関節が痛む病気は他にもある

昔は日本人に痛風患者は殆ど見られなかったと前に書きましたが、本当に痛風患者はいなかったのでしょうか。

 

戦後、生活習慣が欧米化して日本人の痛風患者が激増したのは事実です。しかし、最近の研究では「昔は誤診が多く、痛風なのに痛風と診断されることが少なかった」と言うことがわかっています。痛風と似て関節が痛む病気は、他にも多く存在します。専門的な知識も少なく、今のような検査方法や診断基準が確立されていなかった時代にはこれらを痛風と判別するのが非常に難しかったんだと思われます。

 

現在では、問診や様々な検査によって、簡単で確実に痛風の診断を下せるようになっています。とは言っても、よく似た病気が沢山有ることは変わりはありません。

 

素人判断で痛風だと決めつけたり、「痛いけど痛風じゃない」と思い込むのは本当に危険です。

 

同じ症状であっても、原因となる病気が違えば当然治療法は異なります。

 

「もしかしたら・・・痛風?」と心当たりがある時は必ず病院に行って医師の診断のもと治療を受けるようにしましょう。

 

 

痛風に間違いやすい病気

痛風と似た病気は多数存在する!症状や痛風との違いを解説します

痛風と症状が似ていて、間違いやすい病気を幾つかご紹介します。痛風との違いを確認しておきましょう。

 

1.慢性関節リウマチ

痛風は男性に多く見られる病気ですが、慢性関節リウマチは女性に多く見られる病気です。
痛風は肥満の患者が多いのですが、慢性関節リウマチは痩せ型の方に多いようです。

 

関節の痛みは痛風と違い、いつの間にかじわりじわりと始まり、激痛と言うより鈍痛が長期に渡ってしつこく続きます。また、痛風は片足の親指など、どこか1箇所に痛みが起こりますが、慢性関節リウマチは手指や手首、ひじ、肩、膝、足指や足首など、2箇所以上の関節に左右対称に起こることが多くあります

 

専門医は、初診の段階で痛風であるかどうかを判断した上で、診断を確実に判断するためにさまざまな検査を行います。

 

慢性関節リウマチでは、リウマチ因子が陽性になり、血沈値やCRP値の増加が見られます。また、関節のX選写真を確認すると、骨の萎縮やただれが見られ、関節の骨と骨との隙間が狭くなっているのがわかります。

 

最悪の場合はまれにですが、痛風と慢性関節リウマチが合併して起こることもあります

 

2.変形型関節症

関節が老化してくると、関節の軟骨が圧迫されてすり減ります。そこへ体重などの負担がかかると骨と骨が直接あたり関節に変形が起こります。
この状態を変形型関節症と呼びます。

 

変形型関節症は関節の老化症状とも言われる病気で、高齢者の女性に多く見られ、中でも太り気味の方は、膝や足に体重が余計にかかるのでこの病気になりやすいと言われています。

 

変形型関節症はひざや足首、また関節などに起こりやすく、腫れや痛みがゆっくりと出てきます。痛みは痛風ほどではなく、安静にしていると痛みや腫れはしだいにやわらぎます。

 

関節のX線写真で関節の変形を確認できるので、きちんと検査を受ければ痛風と間違われることはありません。

 

3.外反母趾

女性に痛風と同じ症状が出た場合、外反母趾の可能性が高いです。

 

外反母趾は足の親指が内側に曲がってしまう病気です。

 

ハイヒールなど足のつま先に負担のかかる靴やサイズ違いの靴を履いていると、足の親指が内側に曲がり、付け根が腫れて外側に出っ張って来ます。

 

患部には赤いテカリや発熱が起こることもあり、場所が痛風と同じなので痛風と間違われやすいのですが、外反母趾の場合は尿酸値が正常です。

 

外反母趾も血液検査やX線写真によって正しく判断できます。

 

4.化膿性関節炎

ブドウ球菌などの細菌が関節に入り関節炎を起こす病気です。大腸菌や結核菌が原因で起こる場合もあります。

 

化膿性関節炎は関節や園周辺に起こり、症状は痛風に似ています。その為、足の親指に発症した場合は痛風と間違われますが、関節液に細菌がいるかどうかを調べることで明らかになります。

 

5.偽痛風

関節に急に痛みが起こるので、名前と同じく痛風ににていますが、足に起こることはほとんどなく、膝や股関節に起こり高齢者、男女ともに起こりえます

 

痛風と同じく結晶が原因で起こる関節炎ですが、痛風が尿酸結晶なのに対して、偽痛風はピロリン酸カルシウムの結晶が原因です。偽痛風ではこのピロリン酸カルシウムが関節軟骨にたまり白血球が攻撃した時に炎症として起こります。

 

痛風と偽痛風の違いは結晶を顕微鏡で見ると一目瞭然、尿酸結晶が細長い針状に対しピロリン酸カルシウムはひし形です。更に関節液を調べると確実です。偽痛風はX線で見ると関節軟骨や半月板に石灰化が見られます。

 

 

痛風と似た病気は多数存在する!症状や痛風との違いを解説します

痛風について初めから確認したい方、具体的な痛風の対策、痛風を予防をしたい方はトップページから詳細を確認できます。
オススメの痛風改善サプリメントも紹介しています。
 このエントリーをはてなブックマークに追加 

関連ページ

痛風の診断基準
痛風は医者に行かなければ治らない。そうお思いの方の為に自宅で痛風を治す方法を紹介をしているサイトです。(^_^;)生活習慣の見直しが、一番の痛風治療ですが、併せてできる漢方薬やサプリメントもご紹介します。
痛風の症状
痛風は足が痛いだけではありません。尿酸値が上がってできる病気で関節炎の一種。怖いのはその背景にある高尿酸血症です。放置していれば、生命の危機を及ぼす大病に・・・。痛風の症状、その先についてご説明しています。
痛風の原因
痛風はビールの飲み過ぎでなるという都市伝説があります。プリン体の摂り過ぎは確かに尿酸値が上がります。痛風の原因の一つではありますが、プリン体の摂り過ぎが原因の確率は非常に低いですものです。痛風の原因について詳細を解説しています。
痛風になりやすい人
痛風になりやすい性格やタイプがあります。美食家とか贅沢な人、大酒飲みがなる病気の様に思われますが、実は性格によってなる確率が飛躍的に上がるものがあります。痛風の遺伝神話も事実かどうか一緒に確認してみましょう。
痛風の合併症
痛風は糖尿病同様に合併症のデパート比喩されます。痛風発作で気付き、我慢強く治療をすればいいのですが、痛風発作の痛みや腫れがひいたら止めてしまう。合併症にならないように完治するまで根気よく治療しましょう。
痛風は生涯治療
痛風は生涯治療です。目的や理由が明確で無いと続きません。ここでは、何故生涯治療なのかを詳しく説明します。