痛風は食事で改善出来る?食べていい物と駄目な物の基準はプリン体の量

痛風と食事の関係を理解する事が予防や改善の近道

痛風改善 食事

1日に摂って良いプリン体摂取量の上限は高尿酸血症や痛風を発症してしまった場合には、1日400mgを目安にしたプリン体の摂取が必要と言われています。

 

なので、痛風予備軍の方もこれを目安にすれば良いでしょう。

 

プリン体の多い食材はできるだけ避け、プリン体の含有量の少ないものを積極的に取り入れるのは基本中の基本です。

 

例えば、豚肉の生姜焼きや豆腐のコロッケ、里芋の煮物や五目きんぴらなどの和食は低カロリーで、必要な栄養素を取りやすいので痛風のレシピとしても理想的です。

 

またお味噌汁は塩分を控えめにして具沢山にすれば体に良いですが、ダシの元になる煮干しやカツオ節もプリン体が多く含まれていますので、出汁をあまり濃くとりすぎないように一工夫て下さい。

 

痛風の時、食べたら駄目な物

 

痛風と密接な関係がある物質がプリン体体内で痛風の原因となる尿酸に変る物質です。プリン体は全ての食物に含まれる成分で、細胞の核を構成しています。

 

また、プリン体は確実に尿酸に変ると言うことはありませんが、摂取量が多くなるとそれだけ尿酸になる物も増えて、リスク要因も高まりますので、尿酸値が7.0以上と高目の方はプリン体の多い食品の摂取量を抑えましょう。

 

1.プリン体の多い食品

 

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プリン体の多い食品には特徴があります。

 

動物性食品、細胞数が多い食品(魚卵等)、乾燥食品(干物、乾燥野菜)が主ですが、特に乾燥した食品は細胞が凝縮されるのでプリン体の量も増加すると言われています。

 

高プリン体食品

(食品100gに101〜1000mg)

  • 煮干し
  • 魚の干物
  • 魚介類
  • 魚卵類(イクラ・あん肝・白子・からすみ等)
  • 牛・豚・鶏のレバー

 

 

中等級プリン体食品

(食品100gに76〜100mg)

  • タマゴ
  • 鶏のささみ
  • 牛ヒレ
  • ベーコン
  • 干し椎茸
  • かまぼこ
  • 清涼飲料水

 

軽プリン体食品

(食品100gに75mg以下)

  • 甲殻類(エビや蟹)
  • マグロ
  • カツオ
  • うなぎ
  • マイワシ
  • 大豆
  • いんげん
  • エンドウ
  • アスパラ
  • キノコ
  • ほうれん草
  • サプリメント(ビール酵母、クロレラ、ローヤルゼリー、DNA/RNA)

 

プリン体の80%は肝臓で作られている、つまりプリン体は体内で自己生産されているので、体内に入れる量を制限するよりも、プリン体を排泄するほうが重要になって来ますので、排泄に関係する腎臓の機能を守る事が痛風の改善には近道です。

 

2.腎臓に負担のかかる食品

肉類
塩分の多い食材(干物、塩辛)
脂肪の多い食材
カリウムを含む食材(パセリ、アボガド、豆類等)
リンを含む食材(しらす干し、プロセスチーズ、干しイワシ、卵黄)
清涼飲料水
アルコール

 

 

3.アルコール

「酒は百薬の長」とあるように適量ならストレスの緩和や 食欲増進にいい物です。

 

ただ、アルコールはプリン体を多く含むだけでなく、体内での尿酸の合成を促進して排泄を抑制します。尿酸値が基準値を超えている痛風予備軍の方は飲み過ぎは逆効果で尿酸値上昇の要因にもなってしまします。

 

実際に痛風発作は深酒した時に起こりやすく、更に深酒はエネルギーオーバーやコレステロール、中性脂肪の上昇にもつながり、高血圧や高脂血症等の合併症を招きやすくなります。

 

焼酎のプリン体を1とすると、同じ量でビールは180,清酒が40,ブランデー13,ワイン13、ウィスキー4と言った感じですので、ビールの飲み過ぎにはくれぐれも注意が必要です。

 

痛風治療なら完全禁酒が理想ですが、アルコールの1日の摂取量は以下の通りに控え週に2日は休肝日も設けましょう。

 

1日の適量です
ビールなら中瓶1本、500ml
ワインはグラス2杯
焼酎(25度)コップ半分
ウイスキー60
日本酒 1合

 

 

痛風の痛みを減らすには糖質制限し@腎臓の働きを正常に戻す、Aカロリーコントロールが近道です。

 

痛風に悪い食べ物というより食べるのが大好きで肥満気味の場合は、なるべくカロリーコントロールすることが大事です。

 

理由はエネルギー消費のためにプリン体が含まれているATPを大量に発生させて尿酸を生成させてしまったり、内臓・皮下脂肪によって尿酸が排出されにくくなってしまうからです。

 

痛風の処方箋を飲むより、ダイエットの為にカロリーコントロールをしたところ、痛風が緩和されたケースも多くありますので安易に薬に頼らない様にしましょう。

 

痛風の時、食べていいもの

痛風の食事療法の基本はバランスの良い食事をとることです。

 

理想的なのはプリン体が少ない、尿酸値を下げるような食品を摂ることですが、あまりプリン体食品やカロリーばかり気にしていると、体に必要な栄養素までも不足しがちになります。そこでバランスの良い食事をするのにオススメの積極的に摂りたい7つの食品をご紹介します。

 

1.大豆・大豆製品

低カロリーでコレステロールを抑える

 

タンパク質は体に不可欠な栄養素ですが、動物性食品ばかりからタンパク質を摂ると脂肪のとり過ぎになってしまいます。
大豆は「畑の肉」と言われるように良質のタンパク質を含んでいます。しかも低カロリーで血中のコレステロールを低下させるリノール酸、疲労回復に効果的なビタミンB群、抗酸化作用のあるビタミンE、その他に鉄やカルシウム、カリウム、食物繊維等も豊富です。

 

大豆製品には豆腐や納豆、厚揚げ油揚げ、高野豆腐、おから、豆乳色々ありますよね。

 

1日1食は大豆製品を食事の中に1品添える工夫をして下さい。

 

2.鶏卵

タンパク質の質を高める

 

卵は体にいい良質な栄養素をバランス良く含んでいます。
コレステロールが高いと敬遠されますが、コレステロール値を下げるレシチンと言う物質も含んでいますので1日1個は食べましょう。

 

3.牛乳

カルシウムとタンパク質が豊富

 

牛乳は栄養の宝庫。中でもカルシウムが豊富で牛乳のカルシウムは消化吸収が良いと言われています。
最近では加工乳と呼ばれる低脂肪牛乳や脱脂乳は脂肪だけを減らしていて成分は牛乳とほぼ一緒なのでカロリーを気にする方にはオススメです。
また、牛乳はタンパク質も多く含んでいるので、肉や魚を控えるかわりに牛乳を1日コップ1杯(200ml)は飲むようにしましょう。

 

4.いも類

ビタミンとミネラルの宝庫

 

イモには糖質がたっぷりですが、ビタミンCやビタミンB1、ミネラルも豊富です。
中でもじゃがいもは「カリウムの王様」と言われるようにカリウムを多く含んでいます。カリウムは塩分を体外に排出する働きがあるので、塩分のとりすぎや高血圧症の方にはオススメの食材です。
芋類には食物繊維も豊富で便通を良くしたり、コレステロール値を下げる働きもあります。

 

5.昆布

血圧とコレステロール値を下げる

 

昆布はノンカロリー食品なのでダイエット中の方にもオススメ。生活習慣病の元凶でもある肥満を4予防する食事には欠かせない食材です。

 

昆布の独特のぬめり成分アルギン酸は便通を整えたり、血圧を下げたりコレステロールを排出したりの作用があり高血圧や動脈硬化の予防に最適です。また、カリウムの含有量も食品の中で多く血圧降下の作用も期待できます。

 

他にも鉄、カルシウム、ヨウ素などが豊富に含まれているので昆布を食べると不足しがちなミネラルの補給にも良いと言われています。

 

6.大根

塩分を排出する

 

大根にはカリウムが豊富で、カリウムは体内の塩分を排出する働きがあります。塩分が多い干物や焼き魚のメニューが多い日本の朝食に大根おろしが付いてくるのはそんな意味からです。

 

大根は煮物や味噌汁の具にしたり色々と使え、よく捨てている大根の皮などはキンピラにしても美味しくいただけます。

 

7.トマト

動脈硬化の予防に

 

トマトはビタミン、ミネラル、食物繊維と栄養の宝庫。中でもビタミンB6にはたんぱく質や脂肪の消化を促進し動脈硬化を予防する働きがあり、食物繊維のペクチンは体内のコレステロール値を低下させてくれます。

 

まとめ

痛風発作を起こしたり、高尿酸血症の時は食事制限、プリン体の摂取量を抑えることは大切です。ただ、プリン体は体内で精製されるものが体外摂取するよりも多く、本当に大切なのは摂取よりも体外排泄の方です。

 

無理にプリン体を抑えようと食事制限するよりも、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

 

痛風は食事で改善出来る?食べていい物と駄目な物の基準はプリン体の量

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