痛風・尿酸値改善の為の食事療法!抑えておきたい7ポイントを解説します

痛風改善の食事療法のポイント

痛風改善の飲食のポイント

 

1.栄養バランスを最優先

痛風の人の食事療法と言うと以前はプリン体を多く含む食品はことごとく制限されたものでした。確かにプリン体を含む食品を制限すると、体内の尿酸値は1ミリ前後低下します。

 

しかし、最近の研究では、食品から摂ったプリン体の大部分は、腸管内の細菌によって分解される事が分かってきました。更に食品中のプリン体よりも、体内で作られるプリン体のほうが、尿酸に与える影響が大きいこともわかっています。

 

肉や魚にはプリン体が多く含まれていますが、これらは同時に良質のタンパク質源てもあります。厳しく制限すると体に大切なタンパク質が不足したり、食事療法による精神的苦痛を大きくすることにもなります。そんなこともあり、最近はプリン体食品をを制限するよりも栄養バランスを第一に考える事の方が重視されています。

 

外食が多い人、食事をインスタント食品やレトルト食品に頼りがちな人、朝食を食べない人などは、脂肪のとり過ぎや野菜不足に陥りやすく、栄養バランスにも偏りが見えます。

 

大切なのは、1日3食をきちんととり、体に必要な栄養素をバランス良く摂ることです。外食やインスタント食品に頼るのはできるだけ避けて、新鮮な野菜をしっかり摂るように心掛けたいものです。

 

2.気になるのはプリン体食品のとり方

食品に含まれるプリン体は特に魚肉類に多く含まれています。魚肉類は良質のタンパク資源として、体に不可欠な栄養素ですから適量をとるのは問題ありません。中等級、高プリン体食品もたまに口にする程度なら、特に気にすることもありません。大量にしかも毎日食べ続けなければ大丈夫です。

 

ただし、痛風発作の最中の方はこれが違ってきます。プリン体の多いと言われるものは止めて、牛乳や納豆、鶏肉や卵、アジやマグロなどの低・軽プリン食品から良質のタンパク質をとるようにしましょう。

 

ほうれん草やアスパラガス、カリフラワーにもプリン体は多少含まれていますが、これらの野菜はこれ以上にビタミンも豊富です。避けるよりは積極的に料理にとりいれるべきです。

 

注意スべきは、魚介類や肉類をたっぷり使った鍋物やすき焼きです。この時の白菜や春菊、ねぎなどの野菜は肉や魚から出たプリン体をしっかり吸い込んでいますから、中等級、高プリン食品と同じです。また、スープにも色んな素材のプリン体がたくさん溶け出していて美味しいですが、あまり飲まないようにしましょう。

 

3.エネルギーを低く

痛風の最大の敵といえば肥満です。

 

食事療法の最大の目的は肥満の解消にあると言っても過言ではありません。また、合併症を予防するためにも肥満は是非とも解消したいものです。しかし、無茶なダイエットや急激な運動は反って痛風が悪化する原因になります。ダイェットも月に3キロ減位を目標に取り組みたいものです。

 

肥満の原因を一言で言えば「暴飲暴食」。消費エネルギーに対し摂取エネルギーが多い状態です。ダイエットとして取り組むのがエネルギー制限になるわけですが、闇雲に制限すれば栄養のバランスも崩れてしまいます。体に必要な物はしっかり食べて、減らしても良いものはカットしていくことが必要です。

 

体に必要な物とは、良質のタンパク質やビタミン、ミネラルなどです。逆に減らしても影響のないものが糖質や脂肪です。お酒好きな人はお酒を控えることも大切です。

 

海藻類や野菜をしっかり取り、主なタンパク質源はできるだけ豆腐や魚にして、肉を食べる時は脂肪の少ない部位を選び脂身はカットして使い適量を守るようにします。また、間食に甘いものを夜食にラーメンを食べたりする習慣のある人は直ぐに辞めるようにしましょう。

 

4.動物性脂肪は抑える

脂質はカロリーが高く、脂っこい食べ物が好きな人はエネルギーオーバーになりやすいので注意が必要です。

 

特に動物性脂肪のとりすぎは、血液中のコレステロールや中性脂肪を増やし、動脈硬化をまねく原因にもなります。動物性の食品には良質のタンパク資源であることは間違いないですが、同時に摂ってしまいがちな動物性の脂質は好ましいものではありません。

 

肉の場合、霜降りやバラ肉、ロースには比較的脂肪が多く含まれています。なので、肉を食べる時は、1日50から70グラムを目安に、脂肪の少ないヒレ肉や鶏肉ならささみを選ぶようにします。

 

バターやラードを好んで料理に使う人は、マーガリンやサラダ油、ごま油等の植物性油脂に替えるようにします。植物性の油脂もとりすぎはいけませんが、植物油に含まれるリノール酸やオレイン酸にはコレステロールを下げる働きもあります。

 

一方で魚の脂肪には、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)と言う脂肪酸が多く含まれており、動脈硬化を防ぐ働きがあります。新鮮な旬なものを1日70から100グラム位を目安に摂るといいでしょう。

 

魚でもウナギやマグロの大トロなどは脂肪が多いので摂取量は調整しましょう。

 

5.アルコールは控えめに

お酒はプリン体を多く含むだけでなく、体内での尿酸の合成を促し、排泄を抑制します。
実際に、痛風の発作は深酒した時に起こりやすく、深酒はエネルギーオーバーやコレステロール、中性脂肪の上昇にもつながり、高血圧や高脂血症などの合併症を招きます。

 

痛風の治療には完全禁酒が理想的ですが、それでも酒が好きな人には酷すぎます。そこで、一日の摂取量を日本酒なら1合、ビールなら小瓶1本、ウィスキーならシングル2杯、焼酎ならコップ2分の1杯、ワインならグラス1杯程度にしておきましょう。因みにこの中で最もプリン体が多いのがビールで焼酎の180倍とも言われています。飲む時は自分の飲酒量が解るように、ビールなら次から次につがれる瓶よりジョッキで、乾杯が終った後はマイペースで飲める水割りなどに切り替えるようにしましょう。

 

お酒を飲む時は物は食べないと言う方がいますが、これでは駄目です。酒は適量にして、バランスの取れた食事も摂るようにしてください。

 

6.塩分も1日摂取量を抑えて

痛風患者の半数以上の方が高血圧だと言われています。血圧を左右するのは塩分だけではありませんが、塩分のとりすぎは高血圧の最大の要因です。

 

厚生省の指導によると、1日の塩分摂取量は10グラム以下が望ましいとされていますが、これは健康な人の場合です。痛風や高血圧、家族に高血圧の方がいる場合は1日7から8グラム以下を目標にします。

 

塩分摂取量の多い方の特徴は、濃い味が好きな方に多いようですが、これは長年の食習慣が染み付いているためです。家族の理解のもと、徐徐に味付けを薄くしたり、素材そのものの味を楽しめるメニューにしたりと工夫しましょう。

 

まずは、「漬物に醤油をかけない」「ラーメンの汁は残す」「フライ物にソースは控える」などしてみましょう。調味料は塩だけではありません、代わりにスパイスや薬味を代用したりするのもいいでしょう。

 

食事療法の成功の秘訣は「焦らないこと」。味付けも長い日数をかけて体にいいように変えて行きましょう。

 

7.水分を充分摂る

痛風や高尿酸血症の治療では、毎日の尿量を多くして、尿酸が順調に排泄されるように尿路管理することも大切です。

 

1日の尿量が少ないと、尿中の尿酸濃度が濃くなり、腎臓に結石ができやすくなります。したがって、水分を充分に摂って尿量を増やし尿酸の排泄をよくしてやらなければなりません。

 

尿の濃度は色でわかります。尿の色が黄褐色化しないことを目安にすると、1日の尿酸を、少なくとも2gは確保したいものです。これは健康な人の1日の尿量の2倍になりますが、相当たくさんの水分を摂らなければ、2gと言う目標は達成できないでしょう。しかも、痛風患者には肥満の人も多いのですが、太っていると汗をかきやすいので、その分の水分も補給してやらなければなりません。

 

 夏の暑い時期や運動をした時は勿論、人は夜、眠っている間にも大量の汗をかきます。朝一番の尿が濃い色をしているのは、尿が濃くなっているからです。そこで就寝前にはコップ1から2杯の水分を補給してから床につくようにしましょう。

 

ただし、水分は何でもいいと言うわけではありません。カロリーの高いアルコールや塩分の多い味噌汁やスープでなく水分はあくまでも水や緑茶、ウーロン茶、ノンシュガーの珈琲や紅茶などで摂るようにしましょう。

 

痛風・尿酸値改善の為の食事療法!抑えておきたい7ポイントを解説します

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